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2022年10月01日

事業再生事例

K社との出会い

およそ10年くらい前のことですが、顧問弁護士の先生から連絡があり、ある卸売り会社K社の業績が悪いので一度見て欲しいとの依頼でした。

早速翌日弁護士事務所へ伺い、K社の内容を見ました。
売上十数億、従業員40人、業歴も60年以上の伝統ある中堅会でした。

まずはK社の決算書を時系列で並べてみますと、数年に渡り赤字続きで毎年多額の預金が減少していました。

直感にこのままの経営では危ないと思いながら、1週間後にKK会長と会いました。

K会長は先代長のご主人が亡くなり、
後を引き継いだ70才くらいの上品な奥様
でした。
長はご子息が就任されていました。

会長より財務調査、経営再建策の
提案を依頼され、早速当時の財務責任者
N専務にヒアリングしました。
N専務はあるメインバンクである大手銀行から転籍した元銀行員です。

まず、一番大事な資金繰り予定表を見せて欲しいと依頼しました。
ところが、その回答は「ない」との
ことなのです。

私は驚きました。元銀行員でありながら、最も重要な経営資料である資金繰り予定表を作成していないのです

仕方ないので私は自分で資金繰り予定表を作成し今後半年間の資金繰りを予測しました。

すると、大変なことが判明しました
何と3か月後に資金がショートすることが明らかになったのです。

赤字続きのためメインバンクからの追加
融資は望めません。
私は焦りました。

私は急ぎこの状況をレポートにまとめ、
K会長に報告しました。

するとK会長はこう言ったのです。
「先生役員として、会の現状を改革していただけないでしょうか
何とまだお会いして1ヶ月も経たない私に経営の舵取りを任せるというのです。

・取締役就任

私は突然のことでもあり、重責のため
しばらく考えさせて欲しいと回答しました。
その後親しい人数人に相談しましたが、
皆重責とリスクが大きいため取締役就任には反対しました。

しかし、私は事業再生への思いもあり、
また単なるアドバイザーで終わりたくないという気持ちがありました。

何よりお会いして間もない私に任せると
言っていただいたK会長の大きな人間力に打たれお引き受けすることにし、
N専務には退任いただき、専務取締役に
就任しました。

就任後メインバンクにご挨拶に行ったところ、副支店長が応対し
「どうか伝統を重んじた経営をして下さい」
と言われました。
これまでの経緯を全く把握していなかったのです。

私はこれまでの経緯と業績を大声で伝えたように思います。
副支店長は消え入りそうな声になっていました。

やはり結果にはメインバンクからの追加融資はできませんでした

たまたま会計事務所のコンサルタントの
紹介である銀行から何とか4000万円の融資をしていただけることになりました。
これでまずは資金ショートを免れることができたのです。

しかし、K社の赤字体質は変わりません。
私はすべての経費を見直し大幅な削減を実施しました。
無駄な経費が多額にあったのです。

給与についてはまだ従業員の評価も
分からないため一律10%をカットしました。再建に時間余裕がなかったからですが、今考えると随分無茶に思います。

大分退職者が出ると思ってましたが、
不思議と誰もいませんでした。
(若干のリストラはありましたが)

次に、営業 管理部門別に
人事考課表をつくり人事考課を行い
給与を決定することにしました。
頑張った人が給与に反映されるしくみを
作ったのです。

拙速な改革でしたが、その結果は業績に反映してきました。
そして、私が専務に就任してはじめての決算でわずかながら数年ぶりに黒字を達成したのです。

ところが初めてK会長とお会いして一年後、K会長は肝臓の病気のために入院されることになりました。

私は定期に病院にお見舞いに行き、
業務報告をしていたのですが、
私が帰るとき、手を合わせながら
「先生後はお願いします」と毎回
私に向かい拝むのです。

私はそのたびに必ずK社を再建発展させると固く心に誓いました。

・再建

専務就任2期目以降に入ると、営業本部、業務、総務部門全員の頑張りで売上、業績が伸びて来ましたので本格な経営改革に取り組みました。

当時営業所、倉庫などの賃借料大きく
それが損益を圧迫していました。
そこで賃借物件を購入して自物件とする財務改革を行ったのです

黒字転換で業績も伸び始めましたので
銀行も融資を再開しました。
計3物件を賃借から自物件に切り替えることができ、購入資金の借入返済・利息は賃借料と同額にしてキャッシュフローは変わらないように調整しました。

その分賃借料が経費から除外され利益増加、銀行の与信も高まるというプラスの
サイクルができたのです。

その他営業方針、組織についても改革を行いました。

この財務改革に着手した平成27年4月23日K会長が逝去されました。

最後に会の業績が黒字転換し向上してることを報告できたので少しばかりの恩返しが出来たのではないかと思います。

葬儀では生前のご人望が偲ばれたくさんの方にご参列いただきました。
私も葬儀委員長として最後の別れをしました。

K社にとりかけがえのないK会長を亡くしましたが、業績については
おかげ様で私の専務就任以降毎期増収増益を達成できました。

これもひとえに経営改革にご協力いただいたK社長、および従業員の能力対応力の高さ、取引先様のご支援に寄るものだと感謝しております。

K社は新たな中期経営目標を策定し
更なる成長発展に向かい邁進しています。

ここまでは著書に記載してますが、ここからは新たな記載です。

☆新規会員様のご紹介

株式会社 アテンド
  高村早百合 様

寝屋川市香里北之町7-32
電話0728357177
Fax0728357180
携帯09098833827

労働派遣業
有料職業紹介業
今は留学生の派遣先を探しています。

   よろしくお願いします。

経営アドバイザー村上弘之

内容や、質問相談につきメールで無料にて応じますので
ご希望の方は下記までお願いします。
Jjigyoussk@gmail.com


  


posted by アドバイザー at 04:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2022年09月28日

無料メール経営相談

今年還暦となり、最近これからのビジネス何をするか考えていましたが、

やはり、少しでも社会貢献したいと思い、事業リンクスの運営の他、無料メール経営相談をはじめることにし、ポツポツとご相談がきてます。

事業リンクス会員様はもちろんお知り合いの方でご相談したい方、メールに限りますが無料相談に応じますので、会社名、氏名、相談事項記載の上私までメールお願いします。

村上


・新会員のご案内

最近の入会新会員をご紹介します。

One step 代表 山岡様

バッテリーの充電、再生を行う会社です。

フォークリフトが多数ある会社など経費節減のためご紹介下さい。

メール解除など私に連絡ある場合はメール返信にてお願いします。

村上

経営アドバイザー村上弘之

内容や、質問相談につきメールで無料にて応じますので
ご希望の方は下記までお願いします。
Jjigyoussk@gmail.com

よろしくお願い致します。












posted by アドバイザー at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2022年06月14日

効果的な予算制度





前回は予算制度の必要性についてお話しましたが、今回は予算の立て方につきお話したいと思います。

まず売上予算ですが、なるべく営業マン個人ごとに設定し積み上げして会社予算にしましょう。

なぜなら営業マンを評価する時予算達成率により評価しますが、個人ごとに予算設定してないと、個人ごとに達成率の算定が不可能になるからです。

また、予算達成率により報償金を支給しましょう。

やはり営業マンにはモチベーションが必要です。
また賞与についても利益の何割を配分するなどルールを設けて利益の一定割合を配分することを従業員に浸透させることも必要です。
経営アドバイザー村上弘之

予算制度導入で効果を出すには、予算の設定方法、運用方法でコツがあります。
その内容や、質問相談につきメールで無料にて応じますので
ご希望の方は下記までお願いします。
Jjigyoussk@gmail.com

よろしくお願い致します。



posted by アドバイザー at 08:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年11月23日

リタイア後に幸せに生きる方法

誰でもリタイア後には幸せに生きたいですね。
それが長い間経営または仕事を頑張ってきたご褒美
だからです。
そのためには事前に何をしたらいいのでしょうか。
下記のようにまとめてみました。

会社、従業員を残したい。
相続人が相続税に苦労しない。
相続人が争わない。
立派な後継者に経営を任せたい。
赤字から黒字化したい。
資金繰りを改善したい。
取引先、従業員から尊敬されたい。

いかがでしょうか。
これらの方策についてポイントを無料でお伝え
します。
件名 幸せなリタイア 本文に氏名を記入いただき
下記までメールお願いします。
→ jigyoussk@gmail.com

提供はリード会計・法務事務所です
https://www.leadcpa.net
posted by アドバイザー at 13:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年11月17日

コロナ下の会社経営

コロナの影響で売上が大幅にダウンしている
会社も多いと思います。

この厳しい状況の中どのように会社経営
したらいいのか悩ましい所だと思います。

まずは、給付金 助成金 融資などで資金を
調達することです。
お金が枯れたら会社を存続できないからです。

次にマーケティングの方法を再考してみましょう。
それでも難しいようならビジネスモデルの
変更も考えないといけません。

詳細について知りたい方は件名 コロナ下の
会社経営 本文に会社名氏名を記載し
下記までメールお願いします。

 jigyoussk@gmail.com


ワークリングス
posted by アドバイザー at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年08月21日

コロナ下の会社経営とは

コロナ下の会社経営で重要なことはとにかく生き残ることです。
生き残ることが出来ればコロナが落ち着いたあとに盛り返すことも
可能です。
そのためには資金を回すことです。
給付金、助成金、借入金総動員で資金を調達しましょう。
次にマーケティングで重要なとは既存客に個別に
アプローチすることです。
アプローチ方法はメール、SNSなどいくつもの方法が
あります。
以外と既存客へのアプローチが出来てない会社が
多いようです。

経営について初回無料でご相談に応じます。
下記までメールにて連絡お願いします。

村上

jigyoussk@gmail.com



posted by アドバイザー at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年08月17日

コロナ環境下のM&A

最近M&A情報を見ていますと、飲食店、宿泊関係の
売却案件が多いようです。
確かにコロナを乗りきれない会社も多く、それらの
会社が売却を決断してるのだと思います。
売却案件が多いことから購入側としてはチャンス
です。
しかし、M&Aにおいては気を付けなければならない点
も多々あります。
コロナ下のM&Aの留意点につき無料でアドバイス
いたします。

件名にコロナM&A、本文に
ご氏名を記載し下記メールまでお申し込み
下さい。

jigyoussk@gmail.com



就活情報はこちら

ワークリングス
posted by アドバイザー at 07:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年04月15日

コロナ 持続化給付金

経済産業省は4月13日、新型コロナウイルス感染症拡大により、特に大きな影響を受ける事業者に対して、事業の継続を下支えし、再起の糧とするため、事業全般に広く使える給付金を支給する持続化給付金の概要を発表した。

詳細はこちらです

https://www-ryutsuu-biz.cdn.ampproject.org/v/s/www.ryutsuu.biz/government/m041349.html/amp?usqp=mq331AQRKAGYAbjw3t7ZrKvC8QGwASA%3D&_js_v=a2&_gsa=1#referrer=https%3A%2F%2Fwww.google.com&share=https%3A%2F%2Fwww.ryutsuu.biz%2Fgovernment%2Fm041349.html

その他のコロナ対策情報は
件名 コロナ対策 本文に氏名を
記入し、下記アドレスまで申し込み
下さい。
jigyoussk@gmail.com


ワークリングス
posted by アドバイザー at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年02月07日

経営において人を動かすには

会社経営において、従業員を経営者の思い通りに
動かすことは難しいものです。

そこで動かすためのポイントにつき、いくつかご紹介
します。

第一に従業員と方向性を合わせるということです。

会社の方向性を経営理念とし、毎日唱和するなど
従業員と共有するようにします。

第二に従業員とコミュニケーションをとることです。
人との関係はコミュニケーションの量と比例します。
コミュニケーションにより信頼関係を強くすること
です。

第三に権限を持つことです。
やはり会社組織の中では権限を持たないと人は
動かせません。
権限で重要なのは人事評価です。
人事評価の権限を持つことにより従業員を動かし
やすくなります。

今ならより詳しい情報を無料でアドバイス致します。
下記コメントに氏名、メールアドレス、
コメント欄にアドバイスと記入しお申し込み
下さい。
メールにてお伝えします。
記入内容は公開されません。

経営アドバイザー 村上弘之

ワークリングス
posted by アドバイザー at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営

2020年01月23日

最大の最後の目標目的は何なのか?見極めるのですが経営者の仕事。

最大の最後の目標目的は何なのか?見極めるのですが経営者の仕事。

従業員一人一人の良さや個性をしっかりじっくり見配り、その1人1人が最大に得意な知識を使い広げられる部所に当てあたえられ働けているか。で、会社は大きく変動する。

一様できる、やってみればたぶんできるではなく、少しでも興味得意な物を優先させてもらえる部署なら、必ず成果を出す事を無駄なく喜びながら任された仕事をやり収める事ができるのです。

内勤しかできない人、人に合うのが苦手な社員に営業を任せても、本人も苦しみ成果も上がらす、そして去っていく。

最近では退職代行なんて仕事さえもある位です。

本来の1人1人の個性を活かせる活躍できて喜びを感じる。達成感の麗しの決め手になる働き方、働かせ方が全てではないでしょうか?  

経営者様の大切な会社に、良き人材良きパワーの歯車のある人を選ぶ、そして選ばれる会社にしませんか。

人で良き歯車にもなり、悪い歯車にもなります。

一番大切な基本なのです。

何かお悩みをお持ちの経営者様いつでもご相談ください。

ちょっとした事で変わる変えられるのです。

何かお役に立てる事あると思います。

メールにてお答え致します。

わかっててもできないのが自負なのです。


今なら無料でアドバイス致します。
下記コメントに氏名、メールアドレス、
コメント欄にアドバイスと記入しお申し込み
下さい。
メールにてお伝えします。
記入内容は公開されません。

経営アドバイザー 山堀淳子
posted by アドバイザー at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 組織・経営